【ワーママ面接対策】人事はこう思っている!質問と回答例。簡易チェックリストも

相談事例

こんにちは! ITキャリアコンサルタントの佐々木です。

僕は、職業訓練校で生徒たちのキャリアアドバイスしていますが、ワーママもいます。

ワーママからよく聞く転職活動の悩みから、どうすれば上手くいくのかまとめました。

実際にアドバイスした内容も盛りだくさんで書いていきます!

ここでわかること
・ワーママの面接対策。回答例
・ワーママの転職の考え方
・人事がワーママに思っていること
・簡易チェックリストで置かれた状況を整理する

書いた人
佐々木駿

IT関連の職業訓練校・キャリアコンサルタント。転職の面談・書類添削など実施。副業でライティングもしている。読書やサウナ、ボードゲーム好き。2024年5月に国家資格キャリアコンサルタント、2025年3月に生成AIパスポート、G検定の資格取得。

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ワーママの悩み

育児と仕事の両立

多くのワーママは、育児と仕事を両立させることが難しいと感じています。
特に、保育園や学校の行事、急な子供の体調不良などが影響。

職場環境の問題

時短勤務制度がない、残業が多い、育児に理解のない職場環境などが転職を考える要因となります。
「小1の壁」と呼ばれる問題があります。
小学校入学後に子供の帰宅時間が早くなることで、働きづらさを感じるワーママが多いです。

キャリアアップの難しさ

ワーママは「マミートラック」と呼ばれる状況に陥りやすく、
育児から復帰後に重要な業務から外されることがあります。
これによりキャリアアップが難しくなるため、転職を考えることがあります。

通勤時間の短縮

通勤時間を短くしたいという希望も多く、特に子供のお迎えや家事との両立を考えると、
通勤時間が長い職場は避けたいと考えるワーママが増えています

>>【静かな退職】会社を辞めずに最低限の仕事しかしない働き方・キャリアコンサルタントが解説!

ワーママの意見。置かれた状況の整理

これは僕の考えですが、人間誰しも、置かれた状況というものが必ずあります。

それは人によって様々あります。

大事なことは、

  • 置かれた状況を整理すること
  • 状況を嘆かないこと
  • 整理たうえで、「で、どうするの?」を考えること

これらが重要です!

簡易チェックリスト

  • お子さんは何歳か
    3年後は何歳か
  • お子さんは何人いるのか
  • 旦那さんは、家事・育児に協力的か?
  • 他に頼れる家族・友人はいるか?
    双方の実家は。
  • 家計・生活費はいくら必要か?
    希望の月収。この金額以下になると生活ができない最低ラインはいくらか。
  • 本当に正社員にこだわる必要があるのか?
    アルバイト・パート・派遣は選択肢に入るか。

簡易チェックリストを作成しました。

ここで考えてほしいことは、単純なイエス・ノーではなく掘り下げてほしいということ。

例えば、生活費。

当たり前ですが、仕事で稼げるお金は多ければ多い方が良いに決まってます。

そういう第一希望だけではなく、
「これ以下になると生活できない金額はいくらかな」
と考えてみる。

そもそも自分が働く必要があるのか。
正社員じゃないといけないのか。

といった多角的な視点を持ってほしいです。

こうすることで視野が広がり、考え方も柔軟になってきます。

置かれた状況を嘆かない

「私は小さい子供が3人います。保育園に迎えに行かないといけないし。

でもこれって会社から見たらイヤですよね?
残業できないとか、子供が熱だして早退するかも
って思われるだろうし。

だから受からないんでしょうか?」

このように言われたことがあります。

僕は、このように返しました

たしかに、人間誰しも置かれた状況ってあると思いますよ。

人によっては介護しないといけないとか、
あなたみたいに小さな子供がいるとか。

置かれた状況の中で、みんな決断してるから。
そういう意味では、みんな同じだよ。

もしかしたら、他の人は自分より有利に見えたりするかもしれない。

でも、自分だけが極端に不利で、みんなが明らかに有利ってことはないよ。
そんなに変わらないから。

今の置かれた状況を整理して
その上でどうするかが大事だよ。

もちろん、このことは相談者さんもわかっていると思いました。
僕は、このように付け加えました。

正しい行動をしていれば、必ずいい結果が出る

あなたは絶対に大丈夫。
正しい行動をしていれば、必ずいい結果が出るから。


だから腐らず、いっしょにやっていきましょう。

僕が相談するときのスタンスですが、無理に相手の気持ちを盛り上げようとしません。

思っていることを伝えます。

僕は本当に、このように思います。

だってワーママが転職できない世の中なら、何万人の人が職にあぶれています。

「今までワーママと働いたことないんですか?」って聞きたいです。

自分と同じ状況の人みんな転職活動が厳しいならわからなくもないです。

でも、そんなことないですよね。

「でも、そうはいっても、厳しいものは厳しいでしょ」
「けっきょくどうしたらいいのよ」

と思っている人がいるかもしれませんね。

それに今から答えます!

人事はこう思っている

まず、採用する会社や人事は、どう思っているのか考えてみましょう。

実際に採用するのは会社ですから、ここを考えることは重要な視点です。

退職理由

前職を辞めた理由を尋ねることで、応募者の職業倫理や問題解決能力を評価します。
ワーママの場合、「子育てとの両立が難しかった」といった理由はOKですが、
その中でどのように努力したかを伝えることが重要です。

急な体調不良への対応

子どもの急な体調不良時の対応策についても質問されることがあります。
具体的な代替策を示すことで、企業側の不安を軽減することができます。

残業や出張の可否

ワーママは通常、残業や出張に対して制約があります。
面接官はこの点についても確認し、柔軟性を持って対応できるかを見ています。

長期的な勤務意欲

企業はワーママが長期間働いてくれるかどうかも重視します。
「この会社で長く働きたい」
という意欲を示すことで、企業側の不安を払拭することができます。

志望動機

志望動機では、「子育てに理解がある会社だから」という理由だけではなく、
自分がその企業でどのように貢献できるかを明確にする必要があります。

>>【50代定年前の働き方】キャリアをリデザインして、モチベーションを上げよう!

面接の回答例

どの回答にもいえることですが、
自分のことを素直に話す
という考えがベースです。

素直に話しておかないと、働きだしてから双方が違うな、って思ってしまいます。
そうなってからでは、お互い不幸です。

どうしても内定が欲しい、という気持ちはわかりますが、
しっかり正直に回答しようという意識は大切です。

退職理由

・子供がいるのですが、残業が多く、両立が難しくなりました。
部署の異動を進言したり話し合ったのですが、
どうしても折り合いがつかず退職しました。

急な子供の体調不良

・旦那は協力的で、実家に頼ることもできます。

・問題ありません。今までも働いてきましたが、急な体調不良で早退したのは
3年近く働いてきて、年に3・4回くらいです。

残業

・19時に保育園に行かないといけません。だから、18時過ぎには退社希望です。

長期的な勤労意欲

・生活の基盤がこの地域にあるので、長期的に働いていきたいと考えています。

志望動機

・生活と仕事の両立をして、自分の持っているスキルを活かし
御社に貢献していきたいです。

ワーママ面接対策・まとめ

  • 自分が置かれた状況を整理する
  • 第一希望だけ考えず、他の方法はないか多角的に考える
  • 相手の会社にどう思われているのか知る
  • 面接では、正直に話すこと。その上でどう貢献できるかが大事
  • 正しい行動をしていれば、必ずいい結果が出る

キャリアコンサルタントがプロ目線で話してきましたが、
少しでも参考になれば嬉しいです!

でもここでは一般的な回答しかできません。

でも面接の回答ってどうしても個人的な理由になりますよね。

もし悩みが晴れなければ、僕に相談してください!

ジョブローデンは、「仕事の視野を広げる」という意味の造語です。

キャリアを諦めない人のために、僕が話を聴き最適な道をいっしょに考えています。

ぜひ一度連絡ください(^^)/

お待ちしています。

>>ワーママの相談はジョブローデン

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