「G検定って、本当に役に立つの?」
「資格を取ったところで、キャリアアップに繋がるの?」
「エンジニアじゃないし、G検定を取得しても意味ないかな」
そう思っていませんか?
こんにちは!ITキャリアコンサルタントの佐々木です。
G検定は、AIの基本的なことが網羅されている資格として注目されていますよね。
しかし、中には「資格を取ったところで、本当に意味があるのだろうか?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。
そこで今回は、キャリアコンサルタントの視点から、G検定の意味やメリット、活用方法について詳しく解説していきます。
かくいう僕もG検定を受けて合格しました!
この記事では、キャリアコンサルタント僕が、実際にG検定を取得し、何に役立てるのか、どう活かすのか徹底解説します!
おすすめ生成AI資格については、こちらでまとめています。
G検定とは?
G検定は、AIに関する資格なので、Googleが提供するAIツール、Geminiに聞いてみました!
正式名称: JDLA Deep Learning for GENERAL
主催団体: 一般社団法人 日本ディープラーニング協会 (JDLA: Japan Deep Learning Association)
目的: ディープラーニングを中心とする人工知能(AI)に関する基礎知識を有し、ビジネス等への適切な活用方針を決定・提案できる「ジェネラリスト」人材の育成を目指す検定試験です。AIを「使う側」に必要なリテラシーを証明することを目的としています。
位置づけ: AIに関する知識を問う試験であり、特定のプログラミングスキルや数学の詳細な知識を実装レベルで問うものではありません。AI技術の概要、可能性、ビジネス活用の勘所、法律・倫理面での留意点などを幅広く理解しているかを測ります。
G検定・6つのメリット

体系的な知識の習得: AI・ディープラーニングに関する広範な知識を体系的に学べます。
AIリテラシーの証明: ビジネスの場で必要となるAIリテラシーを持っていることを客観的に証明できます。
コミュニケーションの円滑化: エンジニアや専門家との間で、AIに関する共通言語でコミュニケーションが取れるようになります。
ビジネス活用の促進: AIをどのようにビジネスに応用できるか、具体的なイメージを持ち、企画・提案ができるようになります。
キャリアアップ: DX推進が求められる現代において、自身の市場価値を高める一助となります。
コミュニティへの参加: 合格者はJDLAが運営するコミュニティ「CDLE(Community of Deep Learning Evangelists)」に参加でき、他の合格者とのネットワーキングや情報交換が可能です。

G検定を取ることで、AIスキルの証明できること。
そして専門用語を理解できます!
G検定の活用事例

G検定で得られる知識は、AIのプログラミングやモデル構築といった直接的な開発スキルではありませんが、ビジネスの様々な場面で「AIを理解し、活用を推進する」ための基盤として活かされています。具体的な活用事例としては、以下のようなものが挙げられます。
企画・プロジェクト推進における活用
- AI導入の企画立案:
- 自社の業務プロセスや課題を分析し、「どの部分にAIを適用できそうか」「どのような効果が期待できるか」といった具体的な企画を立案できるようになった。
- 漠然としたアイデアではなく、AIの得意なこと・苦手なこと、必要なデータ、技術的な実現可能性(概要レベル)を踏まえた上で、現実的な企画を考えられるようになった。
- プロジェクトの推進・管理:
- AI開発プロジェクトにおいて、エンジニアやデータサイエンティストと円滑なコミュニケーションを取り、ビジネスサイドの要求を的確に伝えたり、技術的な課題や進捗を理解したりできるようになった。
- AIベンダーからの提案内容を評価し、その妥当性やリスクを判断する能力が向上した。費用対効果を見極める目が養われた。
- 意思決定の質の向上:
- AI導入に関する経営層への説明や提案において、技術的な背景やメリット・デメリット、倫理的・法的な留意点などを分かりやすく伝えられるようになり、的確な意思決定をサポートできるようになった。

営業・マーケティングにおける活用
- 顧客への提案力向上:
- 自社が提供するAI関連の製品やサービスについて、その仕組みや価値を顧客に自信を持って説明できるようになった。
- 顧客の抱える課題に対して、「AIを使えばこのように解決できる可能性がある」といった具体的な提案ができるようになった。
- マーケティング施策への応用:
- AIを用いたデータ分析(例:顧客セグメンテーション、需要予測など)の結果を正しく解釈し、それを基にした効果的なマーケティング戦略を立案できるようになった。
エンジニア・IT部門における活用(非AI専門の場合)
- 技術者間連携の強化:
- AIを専門とするエンジニアとの間で、共通言語(専門用語)の理解が進み、よりスムーズで建設的な議論ができるようになった。
- 自身の専門分野(例:インフラ、セキュリティ、アプリケーション開発)とAI技術を連携させる際の勘所が理解できるようになった。
- 新技術への理解:
- AI技術のトレンドや全体像を把握することで、自社の技術戦略やスキルアップの方向性を考える上で役立っている。
組織内でのAIリテラシー向上・文化醸成
- 社内展開・教育:
- 取得した知識をもとに、部署内や社内でAIに関する勉強会を主催したり、情報共有を行ったりすることで、組織全体のAIリテラシー向上に貢献している。
- 人事部門の担当者が、社内研修プログラムの企画・開発にG検定の知識を活用している。
- 意識改革の促進:
- AIに対する漠然とした不安や誤解を解き、組織内でAI活用に向けた前向きな議論を促進する「ハブ」のような役割を担っている。
個人のキャリア・スキルアップ
- 自身の市場価値向上: DX推進が求められる中で、AIに関する基礎知識を有していることがキャリアアップや転職活動においてアピールポイントとなっている。
- 継続学習のきっかけ: G検定の学習を通じてAIへの興味が深まり、さらに専門的な知識(E資格など)や関連分野の学習に進むきっかけとなっている。
- コミュニティへの参加: 合格者コミュニティ「CDLE」に参加し、他社の事例を学んだり、人脈を広げたりして、継続的な情報収集や自己研鑽に繋げている。

エンジニアでなくとも、G検定を取得することで
AIに強い人として認知してもらえるメリットがありますね!
受験者の声 (G検定公式サイトより)

G検定の公式サイトには、受験者の声や活用事例がたくさん載っています。
・エンジニアではないが、G検定をキッカケにAI開発
・AI人材育成に会社として、G検定合格者に資格手当を付与
・38歳からリスキリングした人

G検定の事例は他にもありました。
G検定だけで何かするというより、
G検定を足掛かりにキャリアの幅を広げている印象です!
ITキャリアコンサルタント・佐々木の解説
ここまで見てきて、どんな印象を持ちましたか?
僕の見解では、正直言って、G検定だけで何かできるわけではない、と思っています。
「じゃあG検定って意味ないの?」というと、そういうわけではありません。
あくまでG検定は資格なので、どう活かすかが大事。
G検定プラスアルファを考えるイメージです。
例えば、G検定があるからAIに強い。それで社内の生成AIの講習を提案してみる。
まずは自分で業務に生成AIを導入してみる。上手くいったら、同僚に進めてみる。
こういった活動に説得力が出てきます。
「資格があるから、生成AIに強い」といえるわけですね。
僕の場合、ITキャリアコンサルタントとして名乗っています。
キャリアコンサルタントなので、G検定はなくても成立します。
でもあったほうが説得力が増します。
ぜひエンジニアではない方も、こういった使い方ができることを考えてほしいです(^^)/
おすすめ生成AI資格については、こちらでまとめています。




