こんにちは! ITキャリアコンサルタントの佐々木です!
今回は、ChatGPTやGeminiといった生成AIをどう仕事に活用するのかGeminiに聞いてみました。
生成AIは、業務効率化や新しい価値創造を実現する強力なツールです。具体的な活用方法は、職種や課題によって異なります。まずは自身の業務を分析し、生成AIの得意分野と照らし合わせて、最適な活用方法を見つけましょう。
【わかること】
生成AIは、文章作成・画像生成・データ分析など得意なことがあるので、それを理解する。
自分の仕事に合う使い方を見つける。
効率化で時間短縮、新しい価値も創造できる。
仕事で生成AIをどの部分に活用していくか

まずは、自分の仕事を客観的に分析し、生成AIが役立ちそうな部分を探すことから始めましょう。
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自分の仕事内容を詳細に書き出す
- 普段どのような業務を行っているか、できるだけ細かく書き出してみましょう。
- 例:顧客対応、資料作成、データ入力、情報収集、企画立案、翻訳、プログラミング、デザイン制作など
各業務の「インプット」と「アウトプット」を明確にする
各業務で、どのような情報を「インプット」として受け取り、どのような成果物や行動を「アウトプット」として生み出しているのかを整理しましょう。
- 例:
- 顧客対応: インプット=顧客からの問い合わせ内容、アウトプット=回答メール、FAQ作成
- 資料作成: インプット=調査データ、会議の議事録、アウトプット=プレゼン資料、報告書
- データ入力: インプット=紙の書類、手書きメモ、アウトプット=デジタルデータ
各業務の課題を特定する
- それぞれの業務において、時間がかかっている部分、効率が悪いと感じる部分、ミスが起こりやすい部分、精神的・肉体的に負担が大きい部分などを洗い出します。
- 例:
- 顧客対応: 同じような質問に何度も答える必要がある、クレーム対応が精神的に辛い
- 資料作成: 資料のレイアウト調整に時間がかかる、文章がうまく書けない
- データ入力: 単純作業でモチベーションが上がらない、入力ミスが多い
- 例:
>>AX化とキャリアについて考える。まずはChatGPTから始めてみよう!
生成AIの得意分野を理解する

次に、生成AIがどのようなタスクを得意としているのかを理解しましょう。
- テキスト生成: 文章の作成、要約、翻訳、言い換え、スタイル変換など
- 例:メールの自動返信、キャッチコピー作成、ブログ記事作成、議事録の要約
- 画像生成: 画像の生成、編集、スタイル変換など
- 例:デザイン案の作成、商品画像の加工、プレゼン資料用イラスト作成
- 音声生成: 音声の生成、変換、文字起こしなど
- 例:ナレーション作成、外国語音声の吹き替え、会議の議事録作成
- コード生成: プログラミングコードの生成、デバッグなど
- 例:簡単なツールの作成、バグの修正
- データ分析: 大量のデータから傾向やパターンを抽出、示唆を導く。
- 例:売上データ分析、顧客の行動分析。ただし、高度なデータ分析は専門のツールや機械学習の知識が必要な場合が多いです。
>>Gemini(ジェミニ)とnotebookLM(ノートブックエルエム)の違いを比較
業務と生成AIを結びつける

現状把握で洗い出した「課題」と、生成AIの「得意分野」を照らし合わせ、具体的な活用方法を考えましょう。
- 課題を解決するために、生成AIのどの機能を活用できるか?
- 生成AIを使うことで、業務のどの部分を効率化、自動化、改善できるか?
- 生成AIによって生み出されたものを、どのように業務に組み込むか?
生成AIの具体的な活用例

以下は、様々な職種における生成AIの活用例です。
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A. 営業職
- 課題:
- 顧客ごとにパーソナライズされた提案書を作成するのに時間がかかる
- 見込み客へのメール送信が定型文になりがちで、反応率が低い
- 生成AI活用例:
- 顧客情報や過去の商談履歴をインプットとして、生成AIに提案書の叩き台を作成させる。
- 見込み客の属性や興味関心に合わせたメール文面を生成AIで作成し、メールマーケティングの効率化を図る。
- 過去の成功・失敗事例を学習させ、営業トークの改善案を生成AIから得る。
B. マーケティング職
- 課題:
- 効果的な広告コピーやキャッチコピーを考えるのに時間がかかる
- SNS投稿のネタが尽き、定期的な更新が難しい
- ターゲットに合わせたデザイン案を素早く作成したい
- 生成AI活用例:
- 商品情報やターゲット情報をインプットとして、複数の広告コピーやキャッチコピーの候補を生成AIに作成させる。
- ターゲット層や季節に合わせたSNS投稿のアイデアや文章を生成AIに提案させる。
- 簡単な指示で多様なデザイン案を生成AIに作成させ、デザイン検討の時間を短縮する。
C. 事務職
- 課題:
- 議事録の作成に時間がかかる
- データ入力ミスが多い
- 定型的なメールの作成が面倒
- 生成AI活用例:
- 会議の音声データを文字起こしし、要約させることで、議事録作成を効率化。
- 手書きの書類を画像認識AIでデータ化し、入力ミスを削減。
- よく使うメールのテンプレートを作成し、生成AIで必要な部分だけを書き換えて送信。
D. クリエイティブ職
- 課題:
- アイデア出しに時間がかかる
- ラフ案作成に手間がかかる
- 著作権に配慮した素材探しが大変
- 生成AI活用例:
- キーワードやイメージから、デザイン、イラスト、音楽などのアイデアを生成AIに提案させる。
- 簡単な指示でラフ案を生成AIに作成させ、作業効率を向上させる。
- 著作権フリーの素材を生成AIに探させたり、生成させたりする。
>>「アルバイトから頑張ります!」面接のアピールにならない!WEBデザイナー未経験の自己PRのコツ
生成AIを選ぶ・試す

活用方法が決まったら、具体的なツールを選んで実際に試してみましょう。
- 有名な生成AIサービス:
- テキスト生成: ChatGPT, Gemini (旧 Bard), Claude
- 画像生成: Stable Diffusion, Midjourney, DALL-E 2
- 音声生成: VALL-E, Amazon Polly, Google Cloud Text-to-Speech
- 特定業務に特化したAIツール:
- 営業支援AI: Sales Marker, FORCAS
- マーケティングAI: HubSpot, Marketo
- 人事・採用AI: HireVue, Taleo
継続的に改善する
生成AIは万能ではありません。生成されたものをそのまま使うのではなく、必ず人間が確認・修正し、業務に最適な形で活用することが重要です。
- 生成AIの出力を評価する: 生成されたものが、自分の期待に沿っているか、業務に役立つかを評価しましょう。
- プロンプトを工夫する: 生成AIへの指示(プロンプト)を工夫することで、より良い結果を得られるようになります。
- 定期的に見直す: AI技術は日々進化しています。定期的に活用方法を見直し、最新の技術を取り入れていきましょう。
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生成AI活用の4つのポイント

まずは使ってみて知っていく
ということが大事です!
生成AI活用3つのステップ
- 仕事で生成AIをどの部分に活用していくか考える
自分の仕事の把握。 - 生成AIの得意分野を理解する
テキスト・画像生成。データ分析など - 業務と生成AIを結びつける
生成AIが出現して日が浅いですが、大事なことが見えてきました。
生成AIが何が得意か知ること。自分の仕事を把握すること。そして2つを組み合わせること。
こうすることで、自分の仕事に活かすことができます!
僕はというと、キャリアコンサルタントとして活動しています。
転職の相談を受けたり、履歴書・職務経歴書の添削をしたりしています。
僕の活用の仕方は、実際に自分が面談した事例が正しかったのかGeminiに聞いたり、事例を入力してフィードバックを受けたりしています。
>>【アイビィのアドバイス】適応障害で退職した人へキャリアコンサルタントとしての対応
フィードバックって対面だと気を使ってハッキリ言えなかったりしますが、AIだとそうはいきませんから忌憚のない意見をもらえたりします(笑)
生成AIを使いやすい世の中になってますから、まずは使ってみることをオススメします!
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