「経歴に一貫性がない」転職回数が多いを武器にする!20代・未経験でWEBコーダーへ

相談事例

こんにちは! 札幌のITキャリアコンサルタントの佐々木です。

今回は、僕が実際に相談を受けた事例の中から、「経歴に一貫性がなくて自信がない」「未経験分野への転職で方向性が定まらない」と悩んでいた20代の方のケースをご紹介します。

自分の経歴を振り返ったとき、「あっちこっち行っていて、軸がないなぁ」と落ち込んでしまうことはありませんか? でも、見方を変えれば、そこには必ずあなただけの「強み」が隠れています。

今回は、どうやってその「強み」を見つけ出し、履歴書や面接でのアピールにつなげていったのか、そのプロセスを詳しく解説します。

※個人情報の観点から、相談内容の一部は脚色しています。

<相談者の状況>

  • 20代・女性
  • 経歴:化粧品の営業 → 一般事務 → ホテルスタッフ
  • 希望職種:Webコーダー志望。プログラマーにも興味があるが、デザインは難しいと考えている
  • 悩み:経歴に一貫性がなく、職務経歴書が書けない
  • スキル:趣味程度でWebサイト制作やPHPを使用
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書いた人
佐々木駿

IT関連の職業訓練校・キャリアコンサルタント。転職の面談・書類添削など実施。副業でライティングもしている。読書やサウナ、ボードゲーム好き。2024年5月に国家資格キャリアコンサルタント、2025年3月に生成AIパスポート、G検定の資格取得。

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「売るのが辛い」は立派な強みになる

相談者さんは、20代と若く、とてもしっかりした印象の女性でした 。しかし、これまでの職歴が短いものを含めて複数あり、自分に自信が持てない様子でした。

まず最初に向き合ったのは、「自分の強み」についてです。

彼女は過去に、化粧品の営業をしていた経験がありました。しかし、その仕事を辞めた理由を聞くと、こんな答えが返ってきました。

(相談者) 「営業をしていたとき、売ることに罪悪感を感じていたんです。10万円くらいする高額なものを、『良いものですよ』と言って。私は全然良いと思ってないんです。でもノルマがあるから…。それが、お客さんをだましているようでした」

彼女にとって、これは「営業ができなかった」「逃げてしまった」というネガティブな経験として記憶されていました。

しかし、僕はこれを全く逆の視点で捉えました。

それは言い換えると、『人の気持ちをきちんと考えられる』ということだよね。
相手の立場に立って物事を考えられる、素晴らしい強みだよ

強みというのは、必ず今までの経験の中にあります 。

「売れなくて辛かった」という事実だけを見るのではなく、「なぜ辛かったのか?」を深掘りする。そうすると、彼女の場合は「相手の負担を考えてしまう優しさ」や「誠実さ」が見えてきます。

Web制作やコーダーの仕事も、画面の向こうにいるユーザーのことを想像する力が不可欠です。「相手の立場に立てる」というのは、技術職においても非常に強力な武器になるのです。

一貫性がない経歴をどう一本化するか

次にぶつかった壁は、履歴書と職務経歴書の作成でした。

Web業界という未経験の分野に挑戦するため、彼女は意欲的に動いていましたが、いざ書類を書こうとすると手が止まってしまっていました 。

(相談者) 「わたし、経歴に一貫性がなくて…。なんか定まっていない経歴なんです。何を書けばいいか分かりません」

化粧品の営業 → 一般事務 → ホテルスタッフ

確かに職種だけを見るとバラバラに見えるかもしれません。

ここでのポイントは、「なぜその選択をしたのか(背景・キッカケ・理由)」を言語化することです 。

職務経歴書に一貫性を出す3つのポイント

化粧品の営業 → 一般事務 → ホテルスタッフ

「営業をやったり、事務職をやったり、ホテルスタッフになったり…。そして今はWeb業界(コーダー)を目指している。あっちこっち行っていて軸がない」
というのが彼女の自己評価でした 。

しかし、これはあくまで「職種名」という表面上のラベルだけを見ているからです。

一貫性というのは、職歴の並び順にあるのではなく、「なぜその選択をしたのか(動機)」と「そこで何を思ったのか(価値観)」の中に隠れています。

「ものづくり」への原点回帰

彼女は今、未経験からコーダーを目指しています。これだけ見ると唐突に見えますが、過去を紐解くと、学生時代から「ものづくり」が好きだったことが分かりました。 さらに、以前にも趣味程度ですがPHPやWebサイト制作に触れた経験がありました 。

つまり、彼女のキャリアは「迷走してWebコーダーにたどり着いた」のではなく、「一度離れたけれど、やっぱり好きだった『ものづくり』に戻ってきた」というストーリーになります。

ネガティブな退職理由に隠れた「誠実さ」

化粧品の営業を辞めた理由は、「10万円もする商品を『良いものだ』と言って売るのが、だましてるようで無理だった」というものでした。

本人はこれを「営業ができなかった挫折」と捉えていましたが、僕は「顧客への誠実さ」「相手の立場に立つ力」と定義し直しました。

Webサイト制作も、使う人の気持ちを考える仕事です。

「売れればいい」ではなく「相手のためになるものを作りたい。この「他者視点・誠実さ」という価値観は、営業時代も今も変わらず彼女の中にあります。

業務効率化に見る「改善意欲」

ホテル時代の話を聞くと、以前の経験とのギャップを感じて「業務効率化」に取り組んだエピソードが出てきました 。

「もっとこうしたら良くなるのに」と気づき、行動に移せる。これは、コーダーやプログラマーに求められる「課題解決能力」そのものです。

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一貫性は「Why(なぜ)」で作られる

佐々木が彼女に伝えたアドバイスはこうです。

学生時代から今までのすべての選択
『背景・キッカケ・理由(Why)』を書き出してみて。
そうすれば絶対に一貫性が出てくるから

そして、こういうものが出てきました。

  • 学生時代:ものづくりが好き
  • 営業時代:相手をだますようなことはしたくない(誠実さ)
  • ホテル時代:現状をより良くしたい(改善意欲)
  • 現在:誠実な気持ちで、好きなものづくりを通して、課題を解決したい

こうやって並べると、職種はバラバラでも、「誠実なものづくりで貢献したい人」という立派な一貫性が見えてきませんか?

面接で語るべきは、表面上の職歴の説明ではなく、この「根底にある想いの連続性」です。

ここを言語化できたとき、迷いは消え、自信を持ってアピールできるようになります。

一番大事なことは「自分の本音を向き合うこと」

今まで見てもらった通り、突き詰めていけば必ず一貫性は出てきます。

そのときに一番大事なことがあります。

それは「どこまでも本音で向き合ってみること」です。

今回の事例もそうでした。

とにかく自分自身に「なぜ?」と問いかけてみる。出てきた理由を否定しない。どこまでも本音で向き合ってみる。

こうすることで、その時々で選んだ理由がありますよね。

それを言語化していけば、絶対に職務経歴に一貫性はあります。

過去の事実は変えられないが、意味づけは変えられる

今回の相談者さんは、最初は「経歴がバラバラ」「強みがない」と自信なさげでしたが、過去の事実を一つひとつ紙に書き出し、その背景にある自分の想いと向き合うことで、前向きに書類作成を進められるようになりました

大切なアドバイスをまとめます。

  1. 強みは必ず経験の中にある:ネガティブな退職理由も、裏返せばあなたの「価値観」や「強み」になります 。
  2. 経歴の一貫性は「動機」で作る:職種がバラバラでも、選んだ理由や辞めた理由をつなげれば、あなただけのストーリーになります 。
  3. 条件面も含めて方向性を決める:やりたいことだけでなく、生活や条件のバランス(譲れるもの・譲れないもの)を考えることで、現実的な選択ができます 。

「私には何もない」と思っている方。

それは、まだ自分の経験を「棚卸し」できていないだけかもしれません。

一人で考えていると、どうしても悪い方向に考えてしまいがちです。

そんなときは、ぜひ僕に相談してください。話をするだけで、頭の中が整理されることはよくあります。

いつでも連絡してくださいね(^^)/

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