医療事務から未経験のWebデザイナーへ。26歳の相談者の実例で学ぶ面接と志望動機

相談事例

こんにちは! 札幌のITキャリアコンサルタントの佐々木です。

今回は、未経験からWEBデザイナーになった26歳女性の面接対策事例をご紹介します。

真面目な方ほど陥りやすい「準備しすぎの罠」と、そこからどうやって「自分の言葉」を取り戻していったのか。そのプロセスを共有したいと思います。

<相談者の状況>

  • 年齢・性別:26歳・女性
  • 前職:医療事務
  • 希望職種:WEBデザイナー
  • 悩み:面接の回答を完璧に準備したが、スラスラ話せない。内容が淡白になってしまう

※個人情報の観点から、相談内容の一部は脚色しています。

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書いた人
佐々木駿

IT関連の職業訓練校・キャリアコンサルタント。転職の面談・書類添削など実施。副業でライティングもしている。読書やサウナ、ボードゲーム好き。2024年5月に国家資格キャリアコンサルタント、2025年3月に生成AIパスポート、G検定の資格取得。

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面接で棒読みになってしまうワナ

今回の(相談者)さんは、非常に真面目で勉強熱心な方でした。 面接対策のために準備してきてくれた資料を見て、僕は驚きました。

なんと、想定問答集がノートにびっしり!文字数にして4000字くらいでしょうか。

志望動機、自己PR、長所・短所……あらゆる質問に対する回答がびっしりと書き込まれていました。

すごいですね! これだけ準備するのは大変だったでしょう

(相談者)「はい、絶対に失敗したくなくて……。でも、いざ話そうとすると、書いてある通りに言わなきゃと思って緊張してしまって……」

実際に模擬面接をしてみると、彼女の言葉はとても綺麗なのですが、どこか「よそ行き」の印象を受けました 。

いかにも「それっぽく話している」。そう思いました。

彼女自身の人柄や熱意が伝わってこない。

準備したことをすべて話そうとするあまり、会話ではなく「暗記テスト」のようになってしまっていたのです 。

これは、事前にしっかり準備した真面目な人こそ陥りやすい「ジレンマ」です 。

面接は「一問一答」ではなく「コミュニケーション」

そこで僕は、彼女にこう伝えました。

面接はテストではありません。コミュニケーションの場なんです 。
一問一答のように完璧な正解を答える必要はないんですよ

準備した原稿を一字一句間違えずに言うことよりも、その場の雰囲気や会話の流れに合わせて、相手に「伝える」ことが大切です。

「準備したことは頭の片隅に入れておいて、『聞かれたら話そう』くらいの気持ちで臨んでみましょう 」

そうアドバイスし、原稿を一度手放してもらい、彼女の「本音」の部分を深掘りしていくことにしました。

「医療事務」から「WEBデザイナー」へ。本音の志望動機

彼女がなぜ安定した医療事務を辞め、未経験のWEB業界を目指したのか。

原稿に書かれた綺麗な文章ではなく、対話の中で見えてきたのは、彼女の「成長意欲」と「やりがい」でした。

前職の医療事務では、受付や請求業務を正確にこなすことで貢献していました。

しかし、業務を覚えてしまうと作業が単純化していくことに物足りなさを感じるようになったそうです 。

(相談者)「医療事務の仕事もやりがいはありましたが、もっと『自分がやった!』という達成感を感じられる仕事がしたかったんです 。WEB業界なら、新しい技術がどんどん出てくるし、自分が作ったものが形に残る。そこに魅力を感じました

彼女は「1日1サイトレビュー」を実践したり 、インスタグラムでトレンドのデザインを収集したりと 、自発的に行動していました。

その粘り強さと、新しいことを吸収しようとする姿勢。
それこそが、あなたの本当の強みですよ

僕はそう伝えました。

彼女の強みは、原稿に書かれた「それっぽい言葉」ではなく、こういった具体的なエピソードの中にあったのです。

あなた自身がすでに持っているものを武器にする

自己分析を進める中で、彼女は自分の性格を「素直」だと語ってくれました 。 上司からの指摘を素直に受け止めたり、冗談を真に受けてしまったり

WEB業界は技術の進歩が速いので、その『吸収力』と、指摘を受け入れる『素直さ』は最強の武器になりますよ。
面接でも、かっこいい言葉を使おうとせず、その素直さをそのまま出していきましょう。

彼女は「没頭しすぎて周りが見えなくなる」という短所も挙げていましたが 、それは裏を返せば「高い集中力」があるということ 。

クリエイティブな作業において、時間を忘れるほど没頭できる才能は大きなメリットです。

自分らしく話せば、結果はついてくる

アドバイス後の彼女は、少し吹っ切れた様子でした。

「完璧に話さなきゃ」というプレッシャーから解放され、「自分の言葉で伝えよう」という意識に変わったことで、表情も明るくなりました 。

もともとコミュニケーション力は高く、相手の気持ちを汲み取ることができる方です 。

肩の力を抜いて、普段通りに会話ができれば、彼女の「真面目さ」や「前向きさ」は自然と面接官に伝わるはずです 。

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準備は裏切らない

面接対策において、事前準備は非常に重要です。

しかし、準備した原稿に縛られてしまい、目の前の面接官との対話がおろそかになってしまっては本末転倒です。

今回のアドバイスのポイントは以下の3点です。

  1. 原稿を丸暗記しない:キーワードだけ頭に入れ、会話の流れに合わせて話す。
  2. エピソードで語る:抽象的な言葉より、実体験(部活、職業訓練での行動など)の方が伝わる。
  3. 素直さを出す:取り繕わず、等身大の自分で話すことで信頼関係が生まれる。

「面接でどうしても緊張してしまう」「用意した回答が棒読みになってしまう」

そんな悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ジョブローデンにご相談ください。

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