こんにちは! 札幌ITキャリアコンサルタントの佐々木です!
今回は、実際にあった事例から僕の反省点を見直し、キャリアコンサルタントとしての大切な姿勢を考えます。
【わかること】
・指摘せずに気付かせるのが良い対応
・頭ごなしに否定しない。まずは「なぜそれをやりたいのか」丁寧に聞く
・共感的な態度を示す
・希望を否定せず、まずは受け止める
【相談事例】51歳でWEBデザインを目指す
【相談者の状況】
・51歳の女性
・今までの仕事は、福祉や介護関連の仕事
・WEBデザインの会社に行きたいが、デザインの仕事は未経験
・在宅ワーク希望
※個人情報の観点から一部脚色しています。
相談者の年齢を考えても、未経験でWEBデザインの仕事は無理があります。
もし会社に「未経験です。これから頑張ります」という51歳の新人が入ってきたらどうでしょうか?
やりにくいですよね・・苦笑
「誰が仕事教えるの?」「イチからだけど本当に大丈夫?」って思ってしまいます。
さらにいえば、IT業界・WEBデザインの仕事は、特に年齢を気にします。
僕も企業の人事の人と話す機会がありますが、未経験なら30歳まで、というのを口をそろえて言います。
もちろん年齢だけで採用不採用は決まりませんが、51歳という年齢を考えると厳しい。というか不可能と思ってしまいました。
>>来談者中心療法・ロジャーズに相談!苦手な相談者への対応【生成AI・Gemini使用】
キャリアコンサルタントとして、耳の痛いことも言わないといけない

僕としては、ここまでわかっていて、受かる可能性が低い会社に応募させるわけにはいきません。なぜなら、応募して何社も落ち続けると、誰だって気落ちします。応募するのもおっくうになってきてしまうんですね。
そうなると就職時期がドンドン後ろ倒しになります。それは相談者さんとしても不本意です。
僕も、キャリアコンサルタントです。相談者さんにとって、耳の痛いことを言わないといけないときもあります。
可能性が低いのに「絶対に大丈夫です」とは言えません。
可能性が低い応募先より、もっと現実的な応募先を見てほしいと思いました。
それはつまり、前職の仕事か、前職の経験が活きるような職場ですね。
僕はそう思うあまり、このように言ってしまいました。

もっと現実的に考えないといけません。
可能性が低いところより、現実的なところを狙いましょう
そしたら「いや、私は別に無謀なことをしているわけではないです」と返されました。
その後の相談者さんは、納得がいかない様子でした。
僕も反省点はある
面談の時間は、15分程度で終了。普段の半分以下の時間で終わりました。
僕も言いすぎたな。もっと別の言い方があったな。でもどうすればよかったのか?
と思いました。
そこで、GoogleのGeminiです。マイクロカウンセリングのアイビィ先生に相談しました!

ちょっとなにいってるかわからないと思いますので説明します!(笑)
Googleの生成AI「Gemini」を使用し、AIで仮想のアイビィ先生を作り、相談しました。
「そんな使い方できるの?」って方…
できます!
その辺りの方法は、以下の記事に譲るとして、さっそくどんな会話になったのか、アイビィ先生からどんなアドバイスをもらえたのか書いていきます!
>>Gemini advance(ジェミニアドバンス)に課金した感想レビュー!gemや有料のメリットは?
アイビィ先生ならどうしますか?

アイビィ: そうですね… まずは、その方が安心して話せるような雰囲気作りを心がけたいですね。そして、じっくりと時間をかけて、その方の話を丁寧に聴いていくことが重要だと考えます。
インタビュアー: 具体的には、どのような点に注意すれば良いでしょうか?
アイビィ: まず、その方の言葉にしっかりと耳を傾け、共感的な態度を示すことが大切です。「Webデザインをやりたい」という気持ちや、「在宅ワークで働きたい」という希望を否定するのではなく、まずは受け止めることから始めましょう。
アイビィ: なるほど、その方の気持ちを理解しようとせず、否定的な言葉を投げかけてしまったのですね。まずは、その方の言葉に耳を傾け、なぜWebデザインをやりたいのか、在宅ワークを希望する理由は何なのかを丁寧に尋ねるべきでした。
インタビュアー: 具体的には、どのように聞けばよかったでしょうか?
アイビィ: 例えば、「Webデザインに興味を持たれたきっかけは何ですか?」「在宅ワークで実現したいことは何ですか?」といったオープンな質問をすることで、その方の背景や考えを理解しようと努めることが大切です。
>>【アイビィのアドバイス】適応障害で退職した人へキャリアコンサルタントとしての対応
自分の考えに固執している相談者の対応

インタビュアー: アイビィ先生、実は、その方はなかなか聞く耳を持っていない感じで、自分の考えに固執しているように見えます。どうすれば、心を開いてもらえるでしょうか?
アイビィ: 相手が聞く耳を持たないときは、まず、その方の気持ちを理解しようと努めることが大切です。なぜWebデザインをやりたいのか、在宅ワークにこだわる理由は何なのか、じっくりと耳を傾けてみましょう。
インタビュアー: 具体的に、どのようにすれば良いでしょうか?
アイビィ: 「なぜWebデザインに興味を持たれたのですか?」「在宅ワークで実現したいことは何ですか?」といった質問を投げかけ、その方の話を遮らずに最後まで聞いてみましょう。そして、「なるほど、Webデザインで〇〇を実現したいのですね」「在宅ワークで〇〇を大切にしたいのですね」と、相手の言葉を繰り返すことで、理解を示すことが重要です。
インタビュアー: それでも、自分の考えに固執している場合は、どうすれば良いでしょうか?
アイビィ: 相手の意見を尊重しつつ、異なる視点も提示してみるのも有効です。「Webデザインの仕事は魅力的ですが、競争も激しいです。在宅ワークにこだわることで、仕事の選択肢が狭まる可能性もあります」のように、客観的な情報を提供することで、冷静に考え直すきっかけを与えることができるかもしれません。
インタビュアー: もし、相手が反論してきた場合は、どう対応すれば良いでしょうか?
アイビィ: 反論された場合は、感情的にならず、冷静に受け止めましょう。「〇〇というご意見ですね。確かに、〇〇という側面もありますね」と、相手の意見を認めた上で、「しかし、〇〇という視点も重要です。一度、考えてみてはいかがでしょうか?」と、別の視点も提案してみましょう。
>>お金よりやりがい重視で公務員を退職!シニアの生き方を相談事例から考える
メタ認知でフィードバックして
生成AIのデメリットでもありますが、似たような回答ばかり繰り返されるときがあります。それが出てきてしまい、どうしようか考えました。
別の角度で質問しました。それがメタ認知です。
メタ認知とは客観性です。この質問により、僕も気付きがありました!

インタビュアー: アイビィ先生、この相談者の方について、メタ認知を活用したフィードバックを考えていただけますか?
アイビィ: もちろんです。メタ認知を活用することで、ご自身の思考や行動を客観的に見つめ直し、より効果的な学習や行動変容を促すことができます。
インタビュアー: 具体的には、どのようなフィードバックが良いでしょうか?
アイビィ: まず、ご自身の現状認識について、「Webデザインのスキルはどの程度身についていると考えていますか?」「ご自身の強みと弱みは何だと思いますか?」といった質問を通して、自己評価を促してみましょう。
インタビュアー: 自己評価を促すことで、どのような効果が期待できますか?
アイビィ: 自己評価を通して、現状におけるスキルや知識のギャップ、強み・弱みの認識を深め、今後の学習目標やキャリアプランを明確化することができます。
>>【静かな退職】会社を辞めずに最低限の仕事しかしない働き方・キャリアコンサルタントが解説!
指摘するのではなく、気付かせる

アイビィ先生とのやり取りで、重要なことに気が付きました!
僕の反省は、ただ「厳しいですよ」と指摘したこと。相談者さんからすると「否定された」と感じたのかもしれません。
メタ認知から考えると、客観的に考えさせることができることがわかりました。
アイビィ: まず、ご自身の現状認識について、「Webデザインのスキルはどの程度身についていると考えていますか?」「ご自身の強みと弱みは何だと思いますか?」といった質問を通して、自己評価を促してみましょう。
この質問は、キラークエスチョンだな、と。
こうすることで、もしかしたら相談者さん自身が、厳しい道だとわかっていたなら「今のままでは難しいかもしれません」といった発言があったかもしれません。
過去にそういう相談者さんがいたことを思い出しました。
その人は僕と話しているうちにWEBデザインの道を考え直し、このままでは厳しいと自分自身で気が付いた感じでした。
僕が相手の気づきを促す質問をすれば良かったんだ!とハッとさせられました。
考えてみれば確かに、50歳過ぎて未経験の仕事は無謀です。
仕事ですから生活もあります。それがあるから、僕がどうにかしよう、と焦ってしまったのかなと。
それで単に「厳しいよ」と指摘してしまいました。
そうせずに解決する方法はあったなぁって思います。
可能性の低い仕事をしたいと言われたら…
まず、キャリアコンサルタントとして、こうした姿勢が大事だな、と改めて思い知らされました…。
こうしたことが大事だということは、周囲からもキャリアコンサルタントの講座でも散々言われていたのに…まだまだですね苦笑。
【もし相談者さんが聞く耳を持っていない場合】
・どうして、その仕事に興味を持ったのか
・在宅ワークで何を実現したいのか
・そのキッカケを聞いてみる。
こうして相手を知ろう、という姿勢が何より大事です。
直接指摘するのでなく相手に気付かせる。
それができると高度なキャリアコンサルタントなんだ、とわかりました!
僕もまだまだ頑張ります(^^)/
ではまた!